ただの日記です。
ネタバレあります。
筆者のテイルズ歴
テイルズは人によって作品の相性がかなり違うと思うので、先に私のテイルズ歴を書いておきます。
プレイしたもの
P、D、E、なりダン2、D2、S、R、A、V、VS、マイソロ2、マイソロ3
昔のマザーシップタイトルは一通りやれていますが、PS3やDSで出た作品とそれ以後は追えていない感じです。
ヴェスペリアはxbox独占とかいいながら速攻でPS3完全版出したの未だに許してないからな。
好きな作品はE、D2、R、Vです。戦闘大好き人間。キャラ的にはVが一番好き。
アライズの感想
というわけでつらつらと書いていきます。
初見ハードでアライズ全実績解除完了したときのスクショがこちら。
記録されているプレイ時間は55.3hですが、ご飯食べたり急遽テレワーク(!)したりでの放置があるので、実働は50時間いかないくらいかなと思います。
あまりテイルズシリーズの平均プレイ時間を覚えていないのですが、steam版ヴェスペリアを見返したら127時間でした。
プレイ時間からすると超ボリューム少なく感じますが、このプレイ時間は利便性の向上によるところも大きいと思います。
利便性の向上
利便性の向上は最近のゲームの大きな流行りだと思います。
ゲーム内にwikiのようなデータベースがあったり、繰り返しの動作はスキップできたり。格ゲーだとキャラ対策やコンボをゲーム中で教えてくれたりしますね。
アライズもバッチリその流れに乗っています。
なんと初見のダンジョンでも今いるエリアのマップが最初から見れます。
行き止まりと先への道がわかるので、全部の行き止まりに行けばアイテムの取り逃しがありません。
ついでに言うとダンジョン内の謎解きやギミックは皆無なので、手前から順に全部の行き止まりに行けば全部拾えます。
いいのかこれ。
さらに、ファストトラベルも可能になりました。
テイルズといえばサブクエの回収でいろんな場所を行き来しますので、非常に便利。
でもおかげで?、テイルズの定番かつ、とても気持ちのいいシーンがなくなってます。
それは船や飛行船の入手。
中盤で船を、終盤で空飛ぶ移動手段を手に入れて、ワールドマップを素早く自由に移動できるようになるのがテイルズの定番です。
が、今回は船も空飛ぶ乗り物も、一本道のストーリーで次のステージに進む1シーンでしかありません。
広大な世界に対する感動は毎作品味わってきましたが、今回は何もないです。
そういえばワールドマップも廃止されてましたね。
全部がダンジョンのようにマップを用意されているので、そこはボリュームアップかも。でも飛行船で飛び回れるほうが嬉しい。
さらにさらに、サブクエがどこで発生しているかも見れます。
もちろんサブクエの目的地もほとんどの場合表示されます。
さらにさらにさらに、クリア後の隠しボスやシリーズ定番の攻撃力9999武器の入手はサブクエとして用意されています。
つまりどういうことかというと、攻略サイトを一切見なくても50時間程度ですべてのサブクエをクリアし、隠しボスを倒し、全装備を手に入れられるということです。隠しボスって言葉はいつか死語になるのかもしれませんね。
ストーリークリアどころか、全実績獲得すらも一本道でルートが用意されてます。
ここまで書いてしまったのでもう先に言ってしまいますが、ゲームとしては面白くないです。
利便性の減少
不便なこと、不快なことが0というわけではないです。
筆頭としてDLC。推しが強すぎる。世界観もクソもないです。
ボスを倒した!!新しい場所で、今までと全く違う景色だ!!!とりあえず焚火で休もう!!!DLCはこちら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
死ね
バランス的にもDLC欲しくなってくるバランスだと思います。
戦闘でお金が手に入らないのに超高い回復アイテムだったり、装備作成だったり。
また、DLCで買える衣装には称号がついてきます。そしてアライズは称号で技を覚えます。
つまり買わないとゲーム内の全部の技を使うことはできません。
いずれテイルズは課金しないとパーティーは主人公一人、使える技は魔神剣だけ、アイテムは何も買えないゲームになるんじゃないでしょうか。
DLC推しの他に、敵の配置にもイライラ。
このゲームはシンボルエンカウント制を採用しています。敵のシンボルを躱せば不要な戦闘は避けられる良いシステムですね。
でもアライズでは躱せません。次の部屋への道は必ず敵がふさいでいます。
宝箱のある行き止まりへの道は、通るためにプレイヤーのCP(回復できる回数)を減らす壁か、通せんぼの敵が必ずいます。
アイテムを回収しながら網羅的に進んでいくと全部の敵と戦うことになります。レベリング不要。実質利便性向上じゃん。
レベリングと戦闘について
せっかくなのでレベリングについて書きます。
経験値の入手自体は、オーソドックスな敵を倒して得る感じです。でもお金は手に入りません。
そして敵とのレベル差によって経験値が変わる制度です。
昔はMMOで定番だった気がしますが、最近は一人用ゲームでもよく見る制度ですね。
アライズは雑魚よりもボスのほうがレベルが1段階高く設定されているので、基本的に雑魚を狩ってもボスのレベルには追い付けません。
なので、ボス戦はなかなか苦戦しました。ノーマルだとどんな感じなのか気になりますが、twitterを見た感じノーマルでも大変なのかもしれませんね。DLCはこちら!!!!!!!
戦闘について。
私の知るV以前の戦闘とはガラッと変わりました。MPの廃止だったり、仲間を召喚して敵の足止めしたり。
Vではスキルをとることで特技→奥義のルールを崩して奥義→奥義だったり特技→特技→変化技だったりと好きに技を組み合わせることができましたが、今回は最初からできます。
AGという時間回復するゲージを使って技を撃つのですが、気軽に技を撃てるのでこれはいいかも。
でも逆に通常技を出すメリットがなくなりました。ヒットアンドアウェイするにしても一発が強くて隙の少ない奥義をパナして離脱でいいです。
チャンスタイムも一発が強くて隙の少ない奥義を繰り返し出すでいいです。
仲間を呼び出して足止めしてもらうのは楽しくていい感じ。でも頻繁に裏切られます。
突進してくるぞ!→私が止める!!みたいな会話を聞いて、突進技に対して仲間を呼んでも止められずに一緒に倒されます。
素早いぞ!!→私が足を止めて見せよう→攻撃がスカって足止めできないなんてこともしばしば。
飛んでて戦いにくい!→私が撃ち落とすわ!!→撃ち落とせない。見た目は飛んでる鳥なのに飛んでる判定ではない????
雑魚戦なら思い通りに敵を止められますが、ボス戦は演出でしか止められないのか、そもそも止められないのか、オーバーリミッツ中で止められなかったのかわかりにくいです。
と性能には不満がありますが、呼び出すとAGが一定量回復するという副次効果もあります。リンウェル使いだとこっちがメインかも。
というのも、アライズの魔法使いの面々は繰り返し詠唱することで詠唱速度が上がっていきます。
リンウェルの場合で言うと、いきなりメテオ唱えるのと、初級魔法2発撃ってからメテオ唱えるのとで多分同じくらいの速度です。
で、十分に加速するとメテオだろうとタイダルウェイブだろうと一瞬で詠唱できます。
スキルでダウンをとったりクリティカルを出したときにAG回復というものがあるので、それと味方の召喚を使ってAGが尽きないようにすれば、メテオを延々とほぼ無詠唱で撃ち続けられます。
ちなみになぜか回避しても詠唱速度の上昇は保たれます。
高速詠唱状態で敵が近づいてきてもひたすら回避して距離が離れたら再詠唱することで、高速状態を維持して詠唱ループできます。
VではリタのOVL中の高速詠唱で気持ちよくさせてもらいましたが、最近のテイルズはみんなこんな感じで上級魔法を以下省略してるんでしょうか。ちょっと気になります。
戦闘の残念なところが、どいつもこいつもスーパーアーマーなとこ。
雑魚敵に上級魔法を撃ったところで、スーパーアーマーで耐えながら普通に魔法の範囲から逃げられます。
近接キャラももちろん、気持ちよくコンボしようとしたところで殴り返されます。
システムを使って連続でダウンをとったり、一撃必殺で次々倒せたときは爽快ですが、純粋な殴り合いでの爽快感は無いです。
システムとして回避を用意したので、避けながらケツとって戦えということでしょうが、それはそこらへんのゲームでも出来る体験なので、テイルズでそれをやらなくてもいいのでは。
普段はみんなでタイミングよく攻撃してひるませ続け、相手がオーバーリミッツになったら逃げまわったりガードでなんとか耐える。これがテイルズらしさだと思ってました。
というわけで、近接キャラを使ってもテイルズらしさは戦闘からはまったく感じられませんでした。技名くらいでしょうか。
リンウェルなら割と楽しかったです。高速詠唱しながら逃げ回って、ライフボトルでCPUの介護をする感じ。足止めが通った時だけみんなで袋叩き。
キャラクターとストーリーについて
キャラは・・・まあいいんじゃないでしょうか。数々のテイルズの強キャラ達に立ち向かえるかはわかりませんが、発売本数的に人気投票の票も結構集まるんじゃないかと。
PTメンバーは全員カップリング固定って感じです。結構スキットとかの描写もモロでしてきます。。Vの固定されてない緩い感じが好き。
ストーリーのネタバレになりますが、主人公のアルウェンはクソつよ人間。すべてのピンチを主人公一人の奮闘で切り抜けます。ラスボスすらも。
ここは猟師だったり下町の青年だったり英雄の息子だったりっていう実質一般人の主人公のが好き。仲間が聖女だったり天才魔術師だったりで強いタイプ。
ロウはなんか・・・熱い・・・感じ?アルウェンのが熱いしキャラ弱くない?
テュオは感覚狂ったお金持ちの偏屈芸術家みたいな感じ。温泉イベントで脱がしてもらったり給仕人呼ぼうとするの好き。
シオンはツンデレ。デレるのは最終盤。かわいい。
リンウェルもツンデレ。かわいい。
キサラはデレツンおかん。ずっとテュオ好き好きだったのに私の前から失せてくれとか言っちゃう。そしておかん化。
いずれテイルズキャラが集う作品にアライズキャラも出ると思いますが、リタとリンウェルの絡みが気になります。
ストーリーは二部構成。スルド編と世界の真実編(仮称)。
スルド編はなかなか熱くて面白かったです。先が気になってどんどんやっちゃう感じ。
二部で失速。先が見えるストーリーで、新事実が次々と!!!みたいな感じで怒涛の世界観説明が入りますがふーんって感じ。
テイルズだからというメタ予測をしてしまったのも相まって、真の敵まで全部予想通りでした。
予想を裏切られたのが一番最後の戦闘の演出とその後の解決までの展開。ラスボスが主人公一人での戦闘って何が絆なの。んで解決の方法都合よすぎない?
ゲームの真実
そして一番裏切られたのがクリア後。
グレードショップ確認してからクリア後のサブクエやろうとEXスタートを押したときでした。
グレードショップがない。
経験値10倍も、コンボ命も何もありませんでした。
これがテイルズか?????
一応引継ぎ自体はあります。
が、正直戦闘面白くないし攻略は一本道だし実績は一週目でコンプできるし二週目でも一人旅できないしで、二週目の利点が見いだせず。
最高難易度の解放くらいでしょうか・・・。でもスーパーアーマーと金銭地獄がきつくなるだけだと思うので、やる予定はないです。
この真実に気づいたときは経験値10倍がないのでレベルマックスの実績超苦戦するかもなーと思いましたが、隠しダンジョンやったら2時間ほどでレベルが60→100までいきました。
そこはユーザーフレンドリー。結局ユーザーフレンドリーにしたいのか課金させたいのかどっちなのよ。
おわり
だらだら書き綴りました。まだまだ言いたいことはありますが、ここまでにしておきます。
結論としては、「面白くはないけど楽しいゲーム」といった感じでしょうか。伝われこのニュアンス。